資金管理の鉄則
当ブログ副業FX『✙One』にアクセスいただきありがとうございます。
今回のテーマは『資金管理』についてです。
正直、資金管理の話は需要が少ないと感じます・・・
なぜならみなさんは稼ぎたいからFXを始めた訳で、テクニカル系の話やトレード手法についての話を一番に求めているはずだからです。
しかし、億トレーダーといわれる優秀なトレーダーは全員がこの資金管理を徹底した上でトレードを行い、資産を増やしています。
逆を言えば負けを管理できないトレーダーは必ずと言っていいほど証券口座に入っているお金(=証拠金)を”0”にします!
つまり、常勝トレーダーを目指す上で資金管理というのは身に付けておかなければならないスキルの1つなのです!
では、前置きはこのくらいにして資金管理の鉄則について解説していきす。
結論から先にいうと、資金管理の鉄則とは
『1%ルール』です!
1%ルールとは
FXの資金管理における1%ルールとは、『1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑える』ということです。
これがトレードにおける資金管理の基本です。
これは常に自己資金の1%を自分で計算し、それ以上の損失を取らないようにトレードするだけなので、決して難しいことではありませんよね?
と言いたいところではありますが、実際はこれを実行するのは難しい・・・というのが現状です。
なのでもしこの資金管理法を実行できるとしたらならば、それはできない人に比べてかなり自己規律がある人間(=トレーダー)だということになるので、その時点で既にトレーダーとして1ステージ上に立っていられることになります!
以前の記事で『損小利大トレードにおけるリスクリワードの考え方』について解説した中で、私の場合はリスクリワード1:3を狙った損小利大トレードを実践しているとお伝えしましが、その"リスク1"にあたるのが自己資金の1%ということです。
ではなぜ”1%”なのか?についてを具体例を示して解説していきます。
まずトレードを始めるとなった時に、証拠金(=自己資金)をいくらか用意してそれを証券口座に入金しますよね。
証拠金をいくら入金するかは保有資産額に応じて人それぞれですが、だいたい10万円くらいから始める人が多いので、証拠金10万円を例に話をすすめます。
証拠金10万円に対して『1%ルール』を当てはめた場合、1回目のトレードで負けることができる金額(=許容損失額)は”1000円”ということになります。
『いやいや1000円て・・・』という声が聞こえてきますよw
しかし以前の記事にも書きましたが、そもそもFXというのは勝率が低い世界なので負けの方が必然的に多くなります。
億トレーダーといわれる優秀なトレーダーでさえも勝率でいえば30%~40%だと言われています。
つまり10回トレードをしたら6~7回は負けるんです。
だ・か・ら負けをどのように管理していくのかがとても重要になってくるのです。
ただし、『1%ルール』には勘違いされやすい注意点がります。
1%ルールとは、 『1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑える』ことでしたよね。
仮に1回目のトレードで負けた場合、1%ルールでいけば失う資金は1000円で、自己資金は残り99,000円ということになります。
続いて2回目のトレードでも負けた場合は、99,000円の1%になるので失う資金は990円
となります。
さらに3回目のトレードでも負けた場合は、98,010円の1%になるので失う資金は980円となります。
つまり1%ルールというのは常に現在の自己資金に対しての1%であって、最初の証拠金10万円に対しての1%(=1000円)ではないということです。
そのことを踏まえた上で、証拠金10万円に対して許容損失額を10%で計算した場合を考えてみましょう。
勝率が30%の場合、10回トレードして7回負けることになるので↓↓
1敗目:100,000万円-10,000万円=90,000万円
2敗目:90,000円-9,000千円=81,000円
3敗目:81,000円-8,100円=72,900円
4敗目:72,900円-7,290円=65,610円
5敗目:65610円-6561円=59,049円
6敗目:59,049円-5,904円=53,145円
7敗目:53,145円-5,314円=47,831円
この時点ですでに証拠金は半分以下になっているので、残り3連勝したとしても今までと同じロットでエントリーすることは難しく、資金を取り戻すのに失った時間の倍以上の時間がかかってしまいます。
仮に1%ルールで同様の計算をした場合は、7連敗したとしても証拠金は 93,200円残る結果となり、精神的ダメージも非常に少なく済みます。
さらにこの場合であれば次もまた同じロットでエントリーができるので、資金を取り戻すのに長い時間を要すことはありません。
だから『1%ルール』でトレードしなければならないのです!
適正ロット
ここまでで『1%ルール』とは?なぜ”1%”でなければならないのか?について具体例を通して理解していただけたと思います。
しかし、トレード初心者の方は特に”理解はできたけど実際のトレードでどのように1%ルールでエントリーすればいいの?”という疑問が生じてくるはずです。
そこをこれから解説していきます。
結論から先に言うと、『1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑えることができるロット』で取引することです。
そもそも勝率が低い世界で資金を増やしていく為には、負け続けても”同じロットでエントリーし続ける”ことが非常に重要になります。
それを可能にできるのが『1%ルール』であり、それを再現化した”適正ロット”で取引しなければなりません。
では証拠金10万円を例に考えてみましょう!
国内FX口座であれば1万通貨が基準となるので、証拠金100万円が1ロット(=レバレッジ1倍)となります。
今回の場合は証拠金10万円なので、10分の1つまり0.1ロットがレバレッジ1倍の計算となります。
仮に証拠金10万円で1ロットの取引をした場合は、すでにレバレッジが10倍効いているので、1%ルールを適用するとなると損失幅を1pipsしか許容できないことになります。
これだと再現性がないので、証拠金10万円の場合は少なくとも0.1ロットから始めるべきでしょう。
この場合だと、10pipsまで損失を許容できることになります。
損失幅1pipsよりは再現性がでてきましたね。
しかし、スイングトレーダーの私から言わせていただくと、許容損失幅が10pipsのトレードで資産を増やし続けることができればそれは非常に優秀なトレーダーですよ!!
つまり、トレードスタイルによって許容損失幅(=pips)は異なるので一概に何pipsが損失幅だと言い切ることはできませんが、
共通して言えることはやはり”1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑えることができるロット”でエントリーすることです。
なのでもしも許容損失幅を10pipsよりも大きくとりたければロットを下げればいいだけの話です。
仮に0.05ロットで取引した場合は、1%ルールの下で許容損失幅を20pipsまでとることができます。
さらに0.01ロットで取引すれば許容損失幅を20pipsのままで同時に5枚エントリーできます。
このように1%ルールを前提に、エントリー前には必ず適正ロットとエントリー枚数を自分で計算していかなければなりません。
まとめ
本日の記事をまとめます。
FXにおける資金管理の鉄則は、『1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑える』ということです。
勝率が低い世界で資金を増やしていく為には、負け続けても”同じロットでエントリーし続ける”ことが重要です。
それを可能にする具体的な数値が『1%』なのです。
その『1%ルール』を再現化するためには、”適正ロット”を理解して取引しなければなりません。
適正ロットとは、『1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑えることができるロット』のことです。
トレードスタイルによって許容損失幅は異なるので、それぞれ許容損失幅に対応した適正ロットを自分で計算してエントリーしていかなければなりません。
エントリー枚数を1枚でトレードする場面もあれば、枚数を増やしてその分ロットを下げてエントリーする場面もあったりと、その時々の相場環境によって変えていく必要があります。
ただし何があっても守るべきは”1トレードあたりの許容損失額を自己資金の1%以下に抑えることができるロット”でエントリーすることです。
この資金管理法を忠実に再現し続けることができれば、それはあなたのスキルの一部でとなり、トレーダーとして既に1ステージ上に立つことができている証にもなるのです。
一緒に常勝トレーダーを目指して頑張りましょう!